Black Painting001

絵の具をテーマにした「Black Painting」シリーズの本作は、タイトル通り黒一色に染め上げていく工程そのものをじっくり見せる構成が特徴的だ。乾燥を待つためにゆっくりと全身へ塗り広げていくため、肌色が徐々に失われていく時間の経過とともに、モデルの表情も少しずつ変化していく。単なるボディペイントの記録ではなく、塗られていく過程の恥じらいや高揚を追いかける、フェチ寄りの実験映像のような空気感が漂う。水や泥ではなく絵の具に特化した演出が、ウェット＆メッシー作品の中でも独自の質感を生んでいる点も見逃せない。

登場する女性モデルは、レビューで「芸能人のような風貌ではないが素朴で可愛らしい」と評されており、作り込まれた派手さよりも、親近感のある素顔の魅力が前面に出ている。そんな飾らない雰囲気の女の子が、徐々に全身を絵の具で覆われていくギャップこそが、本作ならではのフェチポイントだろう。声についても「一緒にいるような感じ」と指摘されるほど、距離の近い甘めのトーンが印象的で、ペイントされながら漏れる息づかいが、視覚だけでなく聴覚フェチも満たす造りになっている。素朴系モデルとボディペイントAVという組み合わせが生む背徳的な可愛さが際立つ。

プレイ面では、まず黒の絵の具を全身にゆっくり塗り重ねていき、途中で身体や顔面へ大胆にかけていくことで、汚される快感と羞恥のせめぎ合いが強調される。全身が真っ黒に染まりきったところでローターオナニーへ移行し、さらに電マ責めが重なることで、塗られた肌の下で腰が小刻みに震え、ペイントの隙間から伝わる痙攣がより生々しく映し出される構図だ。終盤には白い絵の具をぶっかけるコントラスト演出もあり、黒一色の身体に白が飛び散るビジュアルは、メッシー好きにとって象徴的なカタルシスとなる。撮影後のローター取り出しやお風呂シーンも収録されており、プレイの余韻と現実へ戻る瞬間まで見届けられる点もフェチ目線には嬉しい。

カテゴリとしてはウェット＆メッシーのど真ん中に位置するが、ココアソフトと「Black Painting」シリーズらしく、液体や泥ではなく絵の具の塗布に特化したコンセプトが際立つ。全身を塗りつぶす工程を丁寧に追い、仕上げとしてのローター・電マ責めを組み合わせることで、視覚フェチとオナニーAV的な実用性を両立させている点がシリーズの個性と言えるだろう。レビューでも「真っ黒に染まってしまうのがたまらない」と評価されるように、汚れ方そのものを味わう演出に重きが置かれており、塗布の厚みやテカリまでをも楽しめる仕上がりだ。素朴で可愛いモデルと、無機質な絵の具のコントラストを堪能したい、メッシー・ボディペイント系フェチAVファンに刺さる一本である。